先生が変わることは問題?
多くの英会話スクールが直面している運営上の問題のひとつとして、先生がよく変わることがあります。それに対して不安を感じていらっしゃるご両親もいらっしゃるでしょう。
先生が変わることは、生徒さんにとって本当によくないことなのでしょうか?
まず、先生が代わるのは、スクール側からみてみると、
- 先生のお仕事が宜しくなくクレームが出ても改善されない時
- 先生方のご都合が悪くなって仕事ができなくなった時
です。
1の場合はわかりますが、2の場合ですが、先生も人です。病気になったり、ご家庭の都合もあり休んだり辞めたりすることもあります。また、学校の規模にもよりけりですが、多くのスクールでは、ほとんどの講師を運営上専任の常勤として雇ったりすると、多くの講師をプールとして抱えることができなる問題を抱えてしまいます。そうしますと、先生が休んだり働けなくなった場合、代わりの先生が見つかりにくくなり運営上厳しくなってしまうという問題があります。結果、できるだけ多くの時間給の先生を雇うことになります。しかし、時間給の先生だと働ける時間が限られてくることもあり、よっぽど時間給をあげるかなどの対応をしなければ、コミットメントはあまり期待できなく、辞めてしまう先生がでてきやすいという状態を生みます。授業料をよっぽどあげるなどでそれも可能になりますが、スクール側も生徒さんたちの経済的負担を考えるとそういうわけにもいかなく、なかなか難しいところです。
以上のことからしてもどこのスクールでも頭を抱えていることは、時間給の先生たちの入れ替わりが多くなるということです。先生が代わるということは、スクール側にとっては新規の先生を募集したり、その教育にあたるため、運営上負担もでてきます。
では、生徒さん側から見るとどうなのでしょうか?
慣れない新しい先生が入ると馴染みにくい。
これまでやっていたものからやり方が変わってしまう。
もし、新しい先生に馴染めず合わなかったらどうしよう
などという不安を感じることもあるでしょう。
そのような不安もわかりますが、スクールがきちっとした引き継ぎを行い、新しい先生の審査や教育を行っていれば、実は問題はないのです。生徒さんの好き嫌いや慣れなどはあるかもしれませんが、それも含め授業引き継ぎがしっかりしておれば、かえって色々新しい先生の違った発音や英語に慣れることによって、いろんな英語に慣れ耳はもっと鍛えれていきます。また問題のあった先生が交代する場合は、レッスンの質は上がる可能性の方が大きいです。
問題は、先生の交代にあたってスクール側の体制が整っていない場合です。
採用にあたってきちっとした審査をしていなかったり、
引き継ぎや研修をおこなっていない場合、
生徒にとっては大変迷惑なものになってきます。
そう考えると先生の交代よりも、スクール側の体制が問題になってきます。先生の交代は避けられない現状、その体制がきちっとなされているかなどもスクール選びの基準にさされるのがよろしいかと思います。