話せる英語教育へのシフト

話せる英語教育に必要なもの

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英語教育には何と言っても時間数が必要になります。日本人が英語をマスターするには、2100時間という時間が必要だとも言われています。みなさん家庭学習もしっかりしていただいているようですが、週一回の英語レッスンだけではなかなか十分と言えず、できれば、もっと英語に触れる機会を増やしていただきたいところでもあります。

昨年から開催されているKids Clubですが、こちらは聞いて反応するだけではなく「会話(話す)」事に重点を置いています。普段の授業では時間的に限りがありますので、授業以外にイマージョン教育・場面シラバスを取り入れ、考えさせ話させるやり方に集中しているレッスンです。実際に真剣にご参加なさっているお子さんにおきましては、その効果が大きく見られはじめていらっしゃいます。生徒さんもなかなかお忙しいでしょうが、できましたらKids Clubへのご参加をお勧めします。

なかなかお忙しくKids Clubにお越しいただけないお子さんにおかれましては、ご家庭の中でなるべくCDや DVDや絵本などで楽しく英語に触れていただくことをお勧めします。それらは、お子さんが好きなテーマである事が前提条件になります。移動中の車の中でDCを流すなど生活の中で無理のない形で楽しく英語に触れて頂ければ何よりです。

言語の発達段階では、聞く→話す→読む→書くという段階が踏まれるため、小学校低学年までの初等段階では、特に聞くことに力を入れることが大切だと言われています。このご家庭の中での聞く事に集中したお時間を与えるだけでもかなり違います。その後、聞く→話すへの移行が難しく、中々英語が出てこないと嘆く親御さんもいらっしゃいます。

実際に言葉がでてくるにはちょっと時間がかかります。簡単な答えや反応であれば、ある程度皆さんおできになるようになりますが、会話というともっと先の話になり、かなりの多くの学習時間数が必要になります。

Kids Clubなどをご利用いただき地道に続けていらっしゃると会話ができるようになる時期もある程度早まります。 また、話す時期ですが、そのお子さんの性格的なものも大変関わってきます。お話がお好きなお子さんは、すんなり出てくる言葉も、内向的で恥ずかしがり屋のお子さんは、言葉が出てくるまでなかなか時間がかかります。だからと言って実力がついていないということではなく、しっかりインプットはされています。お子さんお一人お一人成長段階が違いますので、周りの大人は暖かくその時期が来るのを見守ってあげる事も大切です。時期が来れば、言葉がではじめます。会話となるとある程度インプットが出来た時、ある日突然といった感じです。今はトライリンガルの私の娘たちも15歳16歳ぐらいの時に突然話し始めた感じです。

会話は、長い間の学習が必要で、ある程度のインプットが出来た時に可能になるものです。英語はとにかく長く続けることで実になっていきます。



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