英語は何歳から始めるのがいいの?

 

早いもので今年もクリスマスのシーズンになりました。なんとなく人恋しくなる季節。今年のクリスマスも、大切な人たちと楽しく過ごしたいですね。さて、先月から数回に渡って、私の経験をもとに「バイリンガルの育て方」について、さまざまの方面から触れさせていただいております。今回は、英語を始めるにあたって理想的な時期について触れたいと思います。

大人の場合ですと、英語を始められるのは、「やる気」さえあれば、何歳でも結構です。特に適齢期は設けなくてもいいかと思います。 しかし、お子さんの場合は、発達段階というものがある為、開始年齢も考慮に入れる必要性があります。

一般的に本格的にスクールで始める場合は、理想的には年長さんから始めるのが一番いいと思います。年中さんまでは、まだじっと座って書いたり読んだりという作業が困難です。小学一年生から始めると国語が入ってきますので、混乱が招かれます。ですから、それをずらした前後がオススメなのです。バイリンガルの臨界期が10歳までということを考えると、もっと余裕を持って年長さんから始められるのが、一番理想的です。年長さんぐらいになると鉛筆も使え、きちっと座って授業に参加も可能になります。

バイリンガル早期教育で大切なコミュニケーション力

多くの方が早ければ早いほどいいと思われるのですが、それは本当なのでしょうか。始める場合、どんなことに気をつけなければならないのでしょうか。4歳までに言語能力の85%ぐらいが形成されると言われています。それを気にして、多くの人が、4歳前から英語の早期教育を試みるのですが、早期英語教育の本質を知らない為、失敗に終わっている方が多いように見られます。この4歳までに培われなければならない言語能力とは、コミュニケーション力のことです。コミュニケーションをとることで、コミュニーケーション能力が高まり、母語だけではなく後に外国語の習得にも大きな効果を示すからです。ですから、4歳までに一番大切なことは、母語でコミュニケーションをたくさんとってあげるということです。

英語早期教育の多くの失敗例は、まだコミュニケーション能力が確立していないところに、2つ以上の言語で学習として英語を学ばせることです。これをすることによって言語の「混乱」が生まれてしまうからです。また、落ち着いて座って学習ができない年中さんぐらいまでに外国語の読み書きの学習を強制的にすることは、発達段階に則していませんから、英語に関する嫌悪感も生んでしまいかねません。

早期英語教育で気をつけること

ですから、早期の英語教育をお考えの方は、次の点に気をつけてください。

  • 4歳児までは、楽しく遊びの中だけの英語にとどめること
  • 英語、日本語を話す場所を綺麗に使い分け、一つの場面で2つ以上の言葉が使われることを避けることです。
  • 英語で学ぶ時間を制限しその時間内に止めること。
  • お子さんが嫌がっているにも関わらず、無理に読み書きを強制しないこと

日本人が早期英語教育をする際に理想的なステップは?

日本人が子供達に英語を学ばせる上で理想的な形は、次のステップです。:

  • 4歳まで日本語でしっかりコミュニケーションを取ってあげ、コミュニケーション能力を鍛える。
  • 年長ぐらいから英語の学習を始める。会話とフォニックスの2本仕立てが理想的
  • 10歳がバイリンガル到達の臨界期なので、それまでに「読み」「書き」「話」「聞く」の側面から、集中的に学び一週間2日以上スクールや家庭で学習することが望ましい。
  • 週一回の英語学習のプログラムのスクールであれば、週1回スクールで学び家庭学習(遊びを通しての学習)を取り込んでいるところをチョイスする・
  • できれば、日常生活の中で英語に触れる機会をたくさん与える。(具体的な内容については、下に書いてあります)
  • 場面に応じて英語、日本語を使い分け、絶対混ぜない環境を作る。
  • 10歳までで基礎ができたら、それ以降さらに高度の英会話の訓練に加え「読み」と「書く」ことに力を入れていく。

早期英語教育を理解した上でのスクール選び

早期語学教育は専門的知識を得た上で、その効果と弊害などを理解して始められるのがいいと思います。お子さんは、それぞれ発達段階は違います。幼児教育でお子さんの発達段階を考慮せず、早期からあまり読み書きを強制的に行っているスクールはあまりお勧めできません。学校選びで一番大切なことは、発達段階を考慮して、幼児さんから高校生まで長期にわたるプログラムが確立しているかをみる必要があります。特に、幼児教育のみに焦点を当てているところは、上記に書かれたことがきちっと理解された上で行っているかを見ていくことが必要になります。

素敵な今をお過ごしください。

Merry Christmas!

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