「バイリンガルを育てる方法♪」(4)第二章 バイリンガルの教育は10歳までで決まる
第二章 バイリンガル教育は10歳までで決まる
言語能力の85%は4歳までに形成
バイリンガル教育の基盤となるのが言語能力です。言語能力の85%は4歳までに形成されると言われています。この時期に重要なのは、単なる言語の知識ではなく、コミュニケーションスキルを育むことです。そのためには、以下のポイントが挙げられます:
- 家庭内で1つの言語を使って、親子間で十分に会話をすること。
- 子供の話をしっかり聞き、話す機会を積極的に与えること。
- 子供が他人の話を聞き、それに応答できる力を養うこと。
これらを日々意識してコミュニケーションを図ることで、言語能力とともにコミュニケーションスキルが自然と育ちます。
語学が話せるようになるために必要なもの
語学を話せるようになるには、単なる知識だけでなく、実践的なコミュニケーションスキルが不可欠です。語学スクールで知識を学ぶだけでは、十分に話せるようにはなりません。特に以下のスキルが重要です:
- 場や空気、タイミングを読む力
- 相手や自分の心理・世界観を理解する力
- 相手に合わせて表現を調整する柔軟性
- 人間関係を構築する力
- 話し方やボディーランゲージの活用力
これらのスキルは、家庭、学校、社会での経験を通じて長い時間をかけて育まれるものです。特にご家庭での幼少期の親子や兄弟間でのコミュニケーションが、これらの能力に大きな影響を与えるとされています。
語学スクールだけでは不十分
週1〜2回の語学スクールに通うことで、語学の知識は身につくかもしれませんが、これだけでは十分ではありません。外国語の語学力と日本語によるコミュニケーションスキルアップが統合されて初めて「話せる」と言える状態になります。
そのため、語学スクールに頼りきりになるのではなく、家庭学習をしっかり行いや日常生活の中で英語に触れさせる機会を持つことと、母国語で構いませんので、コミュニケーションスキルを意識的に育てていくことが大切です。
バイリンガル教育は10歳までで決まる
学習能力が最も柔軟な時期は15歳頃までと言われていますが、バイリンガル教育においては特に10歳までが重要とされています。私の娘たちもギリギリで間に合ったと感じています。
家庭ではまずドイツ語に徹し、日本語と英語は年齢に応じて週に2回程度からスタートし、徐々に量を増やしていきました。3か国語を子供の好きな音楽、動画、ゲームや本を通じて自然な形で学ばせるよう工夫しました。ある程度書けるようになった時に日記も始めました。
日本人がバイリンガルレベルで英語を習得するために必要とされる学習時間は、約2,100時間とされています。しかし、現在の教育課程で提供される英語の授業時間は、小学校から大学まで合計で約736時間にとどまります。このギャップを埋めるためには、学校教育以外での学習や実践が重要です。

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