「バイリンガルの育てる方法♪」(5) 第三章「留学しなくてもバイリンガルは育つ!」
第3章 留学しなくてもバイリンガルは育つ
「留学神話」の誤解
日本では、「留学すればバイリンガルになれる」という考え方が根強くあります。しかし、実際には、留学経験があっても期待したほど語学力が向上しないケースは少なくありません。その理由として、現地での生活環境や努力の程度、また英語を使う機会の質と量が大きく影響することが挙げられます。
一方で、留学を経験していなくても、バイリンガルレベルまで英語を習得した人も数多く存在します。
留学は確かに異文化を体験しながら語学を学ぶ貴重な機会ですが、語学力を伸ばす鍵は「どこにいるか」ではなく、「どのように学び、活用するか」にあります。重要なのは、日常的に英語を使い、実践を積み重ねることです。
現代日本は英語に触れる機会で一杯(英語に触れる機会を最大限活用)
現在の社会では、インターネットの普及により、昔と比べて英語に触れる機会が格段に増えています。たとえば、YouTubeやNetflixでの動画や映画、Book Offや図書館で手に入る本、ゲーム、インターネット上の音楽など、無料または低価格で利用できるリソースが豊富にあります。これらの手段を上手に活用し、日常生活の中で英語に触れる時間を増やしていきましょう。
中高教育で習得した英語でも日常会話は可能
中学・高校教育の英単語目標数は、中学で約1,500語、高校で約3,000語とされています。一方で、日常会話に必要とされる語彙数は約2,000語といわれており、さらに実際にはアメリカ人が家庭で日常的に使う語彙数は約100語程度ともされています。このことから、中高教育を通じて習得できる英語力は、日常会話を行う上で十分な基礎を備えているといえます。
現在の日本では、多くの人が英語に苦手意識を持っているのが現状です。その原因の一つとして、戦後の学校教育におけるカリキュラムが挙げられます。現在の教育では、英語の4技能(話す・聞く・読む・書く)がバランスよく導入されておらず、特に「論理的に理解する」ことに重点を置いた文法中心の授業が問題視されています。
外国語として英語を学ぶ際、文法の理解は確かに重要です。しかし、会話のトレーニングが不足している状態で、文法や問題解答ばかりにフォーカスしてしまうと、実際に話す場面で言葉がスムーズに出てこないという現象が起きやすくなります。これは、英語を話す際に「論理的に組み立てなければ」という意識が強く働くためです。
ただし、英語力には日常会話力と専門的な会話力との間に大きな差があります。まずは、日常会話力を鍛えることに集中するのが効果的です。実践的な会話のトレーニングを重ねることで、学校教育で学んだ知識を活かし、英語を自然に使えるようになるでしょう。

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