「違い」はギフト?

「違い」ってなんだろう

 

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私たちは、子供の頃から常に協調性を大切なものとして大人から教わってきました。

 

人に合わせる

社会に合わせる

家族に合わせる

 

それによって平和な社会が実現されると

だからこそ個性や「違い」は脅威として見られがち。

 

人は、「違い」に惹かれる側面もあるけれど、「違い」や「わからないもの」に対して「恐れ」を抱く性質も持っています。世界がグローバル化しつつある現在、多様性が議論されています。多様性の根本にある「違い」という概念。

 

最近改めて「違いってなんだろう」ということを考えさせられる機会がありました。それは、企業研修の場でした。

 

先週二日間都内にある大手のドイツ系自動車メーカーで企業研修を行ってまいりました。トピックは国際交渉術。今回は英語で行いました。

 

実は私は、グリーンハウス以外にも外資系企業トレーナーとしての顔があります。ほとんどがドイツ系大手の外資です。子供たちだけじゃなくて、大人と関わっていくことによって、社会を更に違った側面から見ることができます。子供たちを通してみる大人の世界。大人を通して見えてくる子供の世界。

 

企業で行っているのは、異文化ビジネスコミュニケーションや異文化研修や交渉術他など。

研修言語は、主に日本語と英語です。ドイツ語で行っている時もありました。なかなか、やりがいのあるお仕事でその都度多くのことを学ばせていただきます。

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今回も二日間朝から晩までガッツリ行いました。とっても楽しかったけど、とてもインテンシブなトレーニングだったので、ちょっぴり疲れました。参加者は、平均して購買歴5年以上のベテランさんやマネージャーさんたち。

 

今回のテーマ「国際交渉術」の根底にあるのは、多様性。

多くの企業研修が文化的「違い」にスポットを当てることに重点を置きがちだけど、異文化間のコミュニケーションでは、実は違いにフォーカスするよりも共鳴を作り出すことが大切です。

 

これは、何も異文化間のビジネスに限らず、人間関係全てに当てはまることではないでしょうか?

 

 

多くの争いは、「世界観」が共有できなくて起こります。相手の「世界観」が理解できず、自分の世界観のみを真実として認識し、それを相手に強制しようとすることからです。

 

お互いにまず相手の「世界観」を理解する姿勢が大切になります。その後、自分の「世界観」を相手に伝えること。多様化の時代だからこそ、お互いに違いを認識して受け入れていくことによって平和的な共存が可能になるのだと思います。

 

グラーバル化で市場でも多様性が求められている今、職場での多様性は脅威ではなくかえって即戦力(力)になっています。

 

これは、大人になって簡単に学べることではありません。協調性も大切だけど、協調性と同じぐらい大切な多様性。相手の「世界観」を共有することの大切さを子供の頃から伝えていけたら。子供の頃から大人がもっとその違いをギフトとして大切に尊厳を持って扱っていくことを伝えてあげたら、もっと住みやすい社会になるし、お互いにもっと心地よい関係性ができると思います。

 

グリーンハウスでも、語学学習に加えグローバルマインドセット育成も重要視しており、設立精神にもそれを謳っています。様々なイベントを通して、お子さん達に限らずお母さん達にもその精神を伝えていくように努力しています。詳しいことはHPで。ぜひお時間のあるときに覗いてやってください。

 

http://www.sjsk-japan.com/greenhouse/



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