〜英語が楽しくなるお話〜「 ただ話せるだけの英語はもう卒業!」

外国語教育で見落としがちなこと

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多くの人が「たくさんの単語を知っていて、ペラペラ話せる」だけで凄い!と思いがちですが、語学はただ話せればいいというわけではないのです。

実はそれ以前にもっと大切なことがあるのです。それは、

TPOにあわせ美しい表現を使うこと

伝え方が上手であるということ

です。

ペラペラ英語にのみ焦点を当てている弊害

多くのグローバルな環境で活動することがあるのですが、その度に気づくことは、ペラペラにお話ができるからといって、綺麗な英語(表現)を使いこなせるとは限らないということです。かえって言葉がペラペラ話せるからこそ起こる弊害もあります。その人の本当の素晴らしさが出ていなかったり、真意から外れたり、相手の心象を悪くしたり、誤解を招いたりするなど。それは、先に書いた2つの大切な要素がない場合に起こります。それは日本語でも同じだと言えるでしょう。

言葉も量だけに目を向けるよりも質の良さにも目を向ける必要があるようです。

美しい言葉の例

幾つかここで違いをご紹介します。

“Thank you”

の返事として学校教育では、

“You are welcome”

として学びました。

これを綺麗な表現にすると

“My pleasure!”(これは私の喜びです)

“Don’t touch it!” (さわらないで!)→” Gently, please!”(気をつけてあげてね)

“Sit down!”(すわって・すわれ)→”Please take a seat!”(どうぞお掛けください)

“Wait!” (まて)→” Could you hold on a second, please?” (お待ちいただけますか?)

“Do you have time?”(時間ある?)→ Do you have a moment?”(お時間ございますか?)

complain(不平を言う)→voice out(コドバに出して意見を述べる)、

色々挙げていくときりがありませんが、上に挙げた言葉からも表現の仕方でこんなに印象が変わるということがイメージしやすいのかと思います。美しい表現はとても柔らかくて、聞き手を安心させます。言葉はどの国のものでもその人の人生や人柄を表してしまうものです。

今後の英語教育の場でももっとTOPに合わせた美しい表現を

今後の英語教育の中でもただ単にカルキュラム通りに教えるのではなく、美しい表現なども合わせて伝えてあげることが大切なのです。

多くの教科書で、Sit down(座れ!). Listen!(聞いて!) Go upstairs!(2階にいって!) Repeat!(繰り返して!) などの命令形の言葉を、よく日常生活で使われている言葉として紹介しているようですが、これは通常軍隊や何かを指揮する時、懲戒の時、動物に話しかける時などに使います。教科書でそれが普通の会話の中に入っているのによく違和感を感じる時があります。通常の会話の中では、何かをお願いする時には、命令文で表現せずに、必ず、pleaseなどをつけて表現することなどを習慣付けることも、かなりの早期から教えていく必要があるようです。

言葉は自己表現のツール

自国語であっても外国語であっても語学は自己表現のツールです。言葉を通してその人のペルソナ・人生観も伝わってきます。その辺のセンシティビティ(大切さ)も改めて伝えていきたいですね。

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