人間関係の大切さ♩〜 Taking care of relationships〜

毎日猛暑が続いておりますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?

グリーンハウスもお盆休みをいただきました。この休みに老人ホームに入った93歳になる母と多くの時間を過ごす機会をいただきました。昨年まで姉の家で元気に生活していたのですが、昨年の暮れに転倒して大腿骨を骨折してしまいました。緊急手術と入院をしてから、長期リハビリで老健にお世話になっておりました。おかげさまである程度は回復いたしましたが、日常生活は、誰かが必ず見守ってあげなければ危険な状態で、家で生活するには難しくなり、とうとう今年の5月に老人ホームのお世話になることになりました。

仕事を三つ掛け持ちしながら、5人の子供を育て、大変苦労をかけてきました。気丈な母でしたが、中々老人ホームの生活に馴染めず、「帰りたい」といつも言っており辛くて泣いてしまう事もよくあります。年寄りにとっては、環境の変化というものが一番きついそうです。長年自立して仕事をしてきた母にとって、自由がなく、人の役に立てず、人のお世話になるのが、辛いというような事もこぼしておりました。いかにしたら母の慰めてあげられるか、喜んでもらえるかを考え、罪の意識と戦いながらも日々携わっております。

老人ホームは明治時代の半ば、身寄りのない老女に手を差し伸べた英国人宣教師の事前活動から始まったと言われています。しかし、戦前は3世代の大家族が多かった為、老人を老人ホームに送るということは一般化していなかったようです。

いつかは自分たちも通る道。現在、実際に母を通して経験した老人ホームの在り方にも考えさせられるものがあります。お子さんや老人が住み良い社会を作ってあげるのが、理想郷とも思えます。

大変なのは、何も老人に限ってではなく、子育ても同様です。子育て、介護の見地から、日本はいつから老人、子供が住みにくい国になってしまったのだろうと考える事もしばしばあります。

第二次世界大戦後の高度経済成長の過程で、核家族化が進み、家族の在り方が変わりました。戦前は、老人介護や子育ては、3世代の大家族の中で、助け合いながら行われてきたことでした。また、ご家族にとどまらず、兄弟姉妹、御親戚、お友達や向こう3軒両隣などのご近所さんなどにも支えていただき、現在のように母親一人に多くの責任を負わせ、抱え込ませる環境ではありませんでした。

年老いた母、娘たち、孫とかかかわらせていただく毎日、4世代元気に生きていてくれるだけでも感謝で一杯になるときもあります。反面、4世代の真ん中にいて母としての立場、子供としての立場を経験させていただき、見えてくる事もあります。母を見て、自分は人生の終わりの時期をどのように過ごしたいかなども、考えさせられます。

親の介護、子育てとは「孤独」な作業になることもあります。一人で抱えていくには、精神的にも肉体的にも大変な事も多く、これほど人間関係の大切さを教えていただける機会もありません。人間関係は、面倒な事も多いため、若いうちは避けて通れる道かもしれないけれど、このような機会を通して、改めて人間関係の構築の大切さを思い出させていただけます。

お子さんは完璧なお母さんを求めていません。お子さんの1番の願いは、お母さんの幸せと微笑みです。それらは、心の余裕から生まれます。母親の幸せと微笑みがお子さんを育てていくと言っても過言ではありません。少しでも子育てに余裕が生まれるように、一人で全てを抱え込まないようにしましょう。ご相談できる相手を作り、手を貸してもらええるところには、助けを求める勇気を持っていただきたいと思います。

どうぞ素敵な今をお過ごしください。

皆様にとって素敵な年になりますように。

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