〜英語が楽しくなるお話〜「なぜフォニックスが大切なの?」

なぜフォニックスが大切なの

最近よく早期英語教育で「フォニックス」の大切さについて耳にすることが増えました。

このフォニックスってなんでしょうか?

フォニックスって何?

フォニックスは、一言で言うと「単語のスペルとその発音の間のルールをまとめたもの」です。

 

フォニックスには、どんなものがあるの?

フォニックスには、2つの種類があります。一つは、解析フォニックス。もう一つは、合成フォニックス。前者は、既に発音を知っている単語から音を分析して、
似たようなパーツを持つ単語の発音を類推させるもの。後者は、アルファベットの文字そのものに発音をあてて、その音をつなげて(合成して)単語を発音させるものです。現在日本においては、ほとんど合成フォニックスが取り上げあられています。理想的なのは、合成フォニックスから始め上級者になった時に解析フォノックスも学ぶ方法です。

 

フォニックスはどうして生まれたの?

これは、元来アメリカで英語を母国語とする子供たちに、英語を読み書きできるようになる為に「単語のルール」を教えたものです。その前提として、耳で会話として英語を知っていることがありました。

 

英語がすでに話せる人にとっては、このルールを知ることで、最も効果的に知らない単語でもスピーディーに読み書きできるようになります。

 

英語を外国語として学ぶ人たちにとってのフォニックスのメリットは?

では、私たち日本人のように英語を母国語にしない人にとってのメリットは何なのでしょうか。元来英語を母語とする子供たち対象のものなので、これをある程度語彙力も増えてくる中学生以降に学習するほうがいいという見方もありますが、ここの盲点が語学学習と年齢の関係です。

バイリンガルに育てる臨界期が10歳までの語学教育と言われています。ですから、発音なども出来れば10歳までにその規則性も含めきちんと学習させていたほうが、断然成果はあるのです。ですから、小学生の英語学習にフォニックスを導入し早期英語教育を充実させることは、大変重要になってきます。

 

「暗記の学習」から効果的な「体感で学ぶ言葉の規則性の学習」へ

また、従来の中学校からの英語教育では、フォニックスにはほとんど触れず、単語、文章、文法を暗記で覚えさせる教育をしてきました。しかし、丸暗記の学習法では、あまり効果的でないことも理解されつつあります。フォニックスを学ぶことによって、えいごの綴りの規則性がわかりますし、知らない単語に出会った時も読み方を想像して読むことができます。フォニックスを学ぶことによって発音も断然改善されます。

 

英語を母国語としないアルファベットを使うヨーロッパ圏の人がえいごを学ぶと大体日本人の3分の一の時間である700時間で修得されると言われています。その背景としてアルファベットを知っているということと言語の語源が共通したものであることから似たような言葉も多いと言われているからです。その為、英語学習をする際に英語がもっとスムーズに入ってきます。その根底には、英語が「全く未知のものではなく馴染める何かがある」ということがあります。

 

そこで、フォニックスが大変役に立ちます。日本人がフォニックスを学習する際、「単語のスペルとその発音の間の規則的なルール」を学ぶだけでも「英語がもっとなじみ深いもの」になり、大きな学習効果につながります。

 

日本における早期英語教育の進化への期待

現在小学校は、ネイティブのALTが派遣され簡単なゲームなどを通しての簡単な英語教育が導入されています。(ALTに関しても様々な議論があり、これは、また別の機会にでも触れたいと思います。)これも2018年から少しずつ見直され2020年には、小3年生で英語活動が義務化され、高学年では、英語教科として義務化される予定になっているそうです。

フォ二ックスなどもずいぶん注目されてはいるようですが、「フォニックスがどうして英語学習に大切なのか理解している人がほとんどいない」のが現状です。

 

今後は、日本の学校ももっとフォニックスを理解しそれ本格的に導入してあげることによって、更なる学習効果が期待されるでしょう。

 

グリーンハウス英会話スクールでは、年長、小学生から本格的にフォニックスプログラムを導入し、しっかり身になる英語教育を考えています。

詳しくはこちらをどうぞ。

http://www.sjsk-japan.com/greenhouse/

 



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